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  • 2025.06.09
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働き手不足の物流をどう守る?運転手の負担軽減に向けた法改正のポイント

春の引っ越しや日用品の配達など、私たちの暮らしに欠かせない「物流」。でも今、トラック運転手の働き手不足が深刻になっていることをご存じでしょうか?

そんな背景から、国土交通省は「物流の効率化」と「運転手の負担軽減」を目的とした法律の見直しを進めています。今回は、その概要をわかりやすくご紹介します。

そもそも、どんな法律が変わるの?
見直しの対象となるのは、次の2つの法律です。

流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(→名称が変更されます)

貨物自動車運送事業法

これらを改正することで、トラック運転手の負担を減らし、物流の持続可能性を高めようという狙いがあります。

今回の法改正、ここがポイント!
1. 法律の名前がより分かりやすく!
「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」は、今後「物資の流通の効率化に関する法律」という名称に変わります。よりシンプルで覚えやすくなりますね。

2. 国の役割が明確に
国は物流の円滑な運営のために、情報発信や国民への広報活動を行うことが明記されました。「みんなで物流を支えよう」という意識づくりも大切に。

3. 企業にも新たな責任
「荷主」や「関連事業者」といった関係者の定義が明確化され、それぞれが物流全体の効率化に協力することが求められるようになります。

4. 運転手1人あたりの効率UPを促進
例えば、同じ時間でより多くの荷物を運べるように、積み下ろしの工夫や配送ルートの見直しを進めることが企業に求められます。

5. “特に注目される企業”には報告義務も
中でも影響が大きいとされる企業には、中長期の物流改善計画を作成し、毎年の報告が義務付けられるように。国からの勧告や公表制度も整備されます。

高崎の暮らしと物流のつながり
私たち高崎市民にとっても、物流は日々の暮らしを支える大切なインフラです。スーパーの商品、ネット通販、引っ越し便、医療物資…すべてがスムーズに届くのは、見えないところで多くの人が支えてくれているからこそ。

今回の法改正は、そんな“物流の担い手”たちを守り、これからの社会を支えるための一歩です。

まとめ
物流の効率化は、トラック運転手の働き方改革にもつながり、私たちの生活にも直結する重要なテーマ。これからの買い物や配送のあり方に関心を持ち、「荷物が届くことは当たり前じゃない」ことを改めて考えてみたいですね。

今後も高崎リビングでは、地域の暮らしに役立つ話題を分かりやすくお届けしていきます!


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