- 2025.05.05
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天袋の収納について

天袋(てんぶくろ)とは、和室の押し入れやクローゼットの上部に設けられた、小さな収納スペースのことを指します。目線より高い位置にあるため、日常的には使いにくいと感じる方も多いかもしれません。しかし、使い方次第ではとても便利で、暮らしを快適にする収納スペースとなります。
この記事では、天袋の収納におけるメリットや注意点、おすすめの収納アイデアを紹介していきます。
天袋収納のメリット
1. デッドスペースを活かせる
天袋はもともと空間を有効活用するために作られた収納です。普段使わない物をしまっておくのに最適な場所であり、部屋の中がすっきりと片付きます。
2. 季節用品の収納にぴったり
こたつ布団や季節物の衣類、扇風機・加湿器など、使う時期が限られているアイテムを保管するのに適しています。
3. 災害時に備えた備蓄品の保管にも
非常食や簡易トイレ、防災グッズなども、まとめて天袋に保管しておけばいざという時に安心です。
天袋収納の注意点
1. 出し入れがしにくい
高い位置にあるため、出し入れには踏み台や脚立が必要です。重たい物や頻繁に使う物を収納すると、ケガや事故の原因になることもあります。
2. 見えにくいため整理しづらい
奥の方にしまった物が見えにくく、何をしまったか忘れてしまうことも。収納グッズやラベリングで中身が分かる工夫が必要です。
3. 湿気や温度差に注意
家の構造や立地によっては、天袋内の湿気や温度差が大きくなることがあります。湿気対策として除湿剤を置いたり、こまめに換気をしたりすると良いでしょう。
天袋収納のアイデアと工夫
1. 取っ手付きの収納ボックスを活用
高い位置からの出し入れは落下のリスクも伴います。取っ手付きの収納ボックスや布製ケースを使えば、安全に取り出しやすくなります。
2. 中身が見える透明ケースで分類
中に何を入れたのか一目で分かるように、透明なケースやラベリングしたボックスで整理すると、探す手間が省けます。
3. 「使用頻度」でエリア分け
使用頻度が低いもの(年に1〜2回しか使わないもの)は奥へ、比較的取り出す機会のあるものは手前に配置して収納効率を高めましょう。
4. 季節ごとに入れ替えるルーティンをつくる
春夏と秋冬で天袋の中身を入れ替える習慣をつけることで、整理整頓がしやすくなります。また、その際に不要品の見直しもできるため、無駄なものを溜め込まずに済みます。
まとめ
天袋収納は「使いにくい」と思われがちですが、少しの工夫でとても便利なスペースになります。
✅ 季節用品や非常用品の収納に最適
✅ 出し入れしやすい収納グッズを活用
✅ ラベリングや透明ケースで整理整頓
✅ 年に数回の見直しで効率アップ
上手に使えば、天袋は生活を支える頼もしい味方になります。今一度、ご自宅の天袋を見直して、賢く活用してみてはいかがでしょうか?