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  • 2025.05.26
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脱衣所や洗面スペースの防水加工について

はじめに

毎日使う脱衣所や洗面スペース。水や湿気が多く発生するこの場所は、知らないうちにカビや劣化の原因となる”水まわりトラブル”が潜んでいます。

そこで重要になってくるのが「防水加工」。床や壁、設備周辺をしっかりと防水しておくことで、長く清潔で快適な空間を保つことができます。

今回は、脱衣所や洗面スペースの防水加工について、ポイントや施工方法、注意点をまとめてご紹介します。

防水加工が必要な理由

1. 湿気と水はけの悪さが原因の劣化防止

床材や壁紙が水を吸ってしまうと、カビや黒ずみの原因に。

下地材の腐食、クロスの剥がれ、床材のめくれなどのトラブルが発生しやすくなります。

2. 家の寿命を延ばす

脱衣所や洗面所は、家全体の中でも水の影響を受けやすいエリア。

しっかりとした防水施工を行うことで、住宅全体の耐久性を高める効果も期待できます。

防水加工の対象エリア

① 床

脱衣所・洗面台周辺の床は、水滴や湿気が溜まりやすい場所。

フロアタイルや防水クッションフロアを採用すると、水をはじきやすく掃除もラクになります。

② 壁

手洗いや洗面時の水はね対策として、防水性の高いクロスやパネルを使用。

下地材にも耐水ベニヤを使うことで、内部への浸水を防止できます。

③ 洗面台まわり

洗面ボウルとカウンターの隙間、排水口まわり、壁との取り合い部分にはシーリング(コーキング)処理が必須。

ヒビ割れや劣化があれば定期的に打ち替えを行いましょう。

防水加工の方法と選択肢

1. 防水シート(フロア用)を貼る

DIYでもできる簡易施工

クッションフロアシートは安価で施工しやすく、水や汚れにも強い

2. タイル・防水フロア材にリフォーム

プロの施工で仕上がりも高品質

見た目にもこだわる場合におすすめ

3. 防水パネルや耐水クロスを壁に施工

水はねが多いエリア(洗面ボウルの前など)に最適

おしゃれなデザイン性のある素材も増えてきています

4. 防水塗料の塗布

既存の素材の上からでも施工可能

簡易的な防水補強として有効

防水対策の注意点

換気も重要:いくら防水しても、湿気がこもるとカビの原因に。換気扇の設置や定期的な窓開けが有効です。

シーリングの劣化チェック:特に洗面台まわりのコーキングは年数とともにひび割れるため、定期点検を行いましょう。

DIY施工の場合は素材選びを慎重に:市販品の中には簡易防水のものもあるので、”完全防水”と表記されたものを選ぶのが安心です。

まとめ

脱衣所や洗面スペースは毎日使う場所だからこそ、防水加工をしっかりしておくことでトラブルを防ぎ、快適な空間が長く続きます。

✅ 床・壁・洗面台まわりの防水を総合的に考える
✅ 防水シートやパネル、塗料など目的に合った施工を選ぶ
✅ 換気と定期的な点検も忘れずに

気になる部分があれば、まずは小さな防水DIYから始めてみましょう。将来的なリフォームの検討材料としても役立つはずです!


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