- 2025.07.07
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接着剤の色々【何と何を接着するにはどんな接着剤が必要?】|高崎リビングブログ

こんにちは、高崎リビングです。
私たちは日々、システム収納の設置や建材の運送などを通じて、さまざまな素材や工具に触れる現場で仕事をしています。
その中で意外と奥が深いのが「接着剤」の選び方。木材、金属、プラスチック、布など、素材によって適した接着剤がまったく違うんです。
今回は、「何と何をくっつけたいか」で選ぶ接着剤の種類を、実際の現場エピソードも交えてご紹介します。
1. 素材別・用途別!接着剤の選び方早見表
接着対象 | おすすめの接着剤 | 特徴・注意点 |
---|---|---|
木材 × 木材 | 木工用ボンド(酢酸ビニル系) | 乾燥後は強力。水に弱いので屋外使用には注意 |
金属 × 金属 | エポキシ系接着剤 | 強度が高く、固まると硬化。耐熱性もあり |
プラスチック × プラスチック | プラ用接着剤、瞬間接着剤 | 素材ごとに相性あり。ABSやPVCなど注意 |
布 × 布 | 布用ボンド、両面接着芯 | 洗濯対応タイプかどうか要確認 |
ゴム × 金属 | 合成ゴム系接着剤(G17など) | 柔軟性を保ちつつ、耐衝撃性あり |
発泡スチロール × 発泡スチロール | 水性タイプの接着剤 | 有機溶剤入りはNG。溶けてしまう可能性 |
ビニールシート × ビニールシート | 熱圧着、塩ビ用接着剤 | 接着剤より熱圧着の方が剥がれにくい場合も |
2. 実録!ブルーシートを熱で圧着してタイヤを保管
実は先日、社内で冬用タイヤの保管方法を見直すという小さなプロジェクトがありました。
タイヤをそのまま置いておくと、ホコリや紫外線、湿気などで劣化の原因になります。そこで活用したのがブルーシート。
市販のカバーだとサイズが合わなかったため、ブルーシート同士をつなぎ合わせて大きなカバーにすることにしました。
接着にはいろいろな方法がありますが、今回はあえて熱圧着方式を採用!
- 工業用アイロンと保護紙を使って接着面を加熱
- 圧をかけながら数秒固定
- 冷ましてしっかり密着!
結果、風にも強く、屋外でもしっかり耐えられるタイヤカバーが完成しました。
ビニールやポリエチレン素材には、接着剤より熱圧着のほうが強度が高く仕上がるという良い学びになりました。
3. 接着剤を選ぶ際の3つのチェックポイント
- 接着する素材の組み合わせ
→ 素材の特性(吸水性、表面の滑らかさ)を確認。 - 使用環境(屋内か屋外か、温度・湿度)
→ 雨や直射日光が当たる場所では耐水・耐候性も重要。 - 仕上がりと用途(透明か、硬化後に削るか、柔軟性が必要か)
→ 強度と見た目、作業性のバランスを考える。
まとめ|正しい接着剤選びで「くっつかないトラブル」を防ごう
見た目が似ている素材でも、接着剤の相性が悪ければすぐに剥がれてしまいます。
「とりあえずボンドで…」という選び方では、思わぬトラブルのもとに。
私たち高崎リビングでも、設置現場でのトラブルを防ぐために、素材と用途に応じた接着剤の選定を徹底しています。
DIY好きな方や現場職の方も、ぜひ参考にしてみてください!