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  • 2025.12.15
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エンジンブレーキの使い方と当社での取り組み

エンジンブレーキとは?

アクセルを離した際、エンジンが回転抵抗となって車速を緩やかに落とす働きのことです。フットブレーキ(サービスブレーキ)だけに頼らず、発熱・フェード(効きの低下)を防いで安定して減速できるのが利点です。

正しい使い方(AT・CVT)

  • 下り坂では早めにシフトをD→S(Sport)/B/「L」など低いレンジへ。
    ※表示は車種で異なります。ハイブリッド/EVはBで回生強め。
  • ブレーキペダルは短く・間欠的に。長い連続踏み込みはフェードの原因。
  • 雪道では、レンジダウンは直線・車体が安定している場面で行う。
  • 「クルーズコントロール」は滑りやすい路面では使用しない

正しい使い方(MT)

  • 勾配手前で余裕をもってシフトダウン。エンジン回転はレッドゾーン手前に収まるように。
  • ブリッピング(回転合わせ)で急な荷重移動を回避。
  • クラッチ断続での惰性走行は厳禁(制動・駆動を失い危険)。

雪道・凍結路でのポイント

  • 発進/停止は超スムーズに:急操作はABS作動の連発やスリップの元。
  • エンジンブレーキは弱めから段階的に。強すぎる減速は後輪が軽くなる車で特に不安定。
  • 下り坂前に速度を十分落とす(進入速度が命)。坂途中での大きなレンジダウンは避ける。
  • カーブは直線で減速→カーブ中は一定アクセルで荷重を安定。
  • タイヤは冬用(摩耗残溝・製造年)を確認。必要に応じてチェーン携行・装着訓練。
  • 橋・トンネル出入口・日陰・交差点は凍結しやすいため早めの減速・広めの車間。

長い下り坂・峠道でのポイント

  1. 進入前の準備:ミラー・ブレーキ作動感・異臭確認/適正レンジへ先行ダウン。
  2. 速度管理:目安速度を決め、エンジンブレーキ主・フットブレーキ従で一定ペース維持。
  3. フェード兆候:効きが甘い・焦げ臭い・ペダルが奥まで入る→安全な場所で停車し冷却。
  4. 荷物・人員:重量物は前後左右バランス、固定を確実に。

やりがちなNG

  • 長い下りでフットブレーキを踏みっぱなし(過熱)。
  • 凍結路で急なレンジダウン(荷重移動→スリップ)。
  • ニュートラル走行(制動力・回生を失い危険、違法となる場合あり)。
  • タイヤ・ワイパー・ウォッシャー液(不凍)の季節準備不足

当社の安全への取り組み

1. 季節別運転トレーニング

  • 雪道・雨天・夜間を想定した動画教材と実地講習(年2回)。
  • 「下り坂の速度管理」「間欠ブレーキ」「レンジ選択」の反復練習。

2. 車両・装備の標準

  • 冬季は全車スタッドレスタイヤ・残溝/年式チェックを義務化。
  • 不凍ウォッシャー液、スノーブラシ、牽引ロープ、携行チェーン+手袋を常備。
  • AT車はB/Lレンジの使い方を運転席に簡易ラベルで提示。

3. 運行ルール・SOP(標準手順)

  • 積雪・凍結予報時は出発前ブリーフィング、経路と代替ルートを事前共有。
  • 長い下り区間では目標速度・レンジ指定、安全帯での冷却休憩を指示。
  • 急坂・積雪時は単独走行禁止(相互支援できる間隔での隊列を徹底)。

4. テレマティクスとフィードバック

  • 急ブレーキ・長時間ブレーキ・速度超過のイベントを記録し、個別フィードバック
  • 良い運転(早めの減速・滑らかな操作)は表彰・インセンティブの対象。

5. 情報配信・意思決定

  • 社内チャットで気象・路面情報を定時配信、運休・経路変更の判断基準を明文化。
  • 現場からのヒヤリ・ハットを即時共有し、翌日の朝礼で対策を更新。

6. 来客・社外運転者への周知

  • 冬季の来訪者へ「周辺坂道の注意点マップ」を配布。
  • 社用車利用者には貸与前に5分のレンジ操作レクチャーを実施。

クイックチェックリスト(出発前)

  • タイヤ(空気圧・残溝・冬用マーク)/チェーン携行
  • ワイパー・ウォッシャー(不凍)/ガラスの視界
  • ブレーキの感触・警告灯/焦げ臭さがないか
  • 経路の勾配・橋梁・日陰区間の把握/代替ルート
  • 目標速度・使用レンジ(D→B/L など)の確認


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